ココ島に行ってきました。

ココ島は映画ジュラシックパークのモデルにもなったコスタリカの孤島で、ダイバー憧れのダイビングポイント。ただココ島に行くまでが大変。今回はアメリカン航空を使ったので、成田→ダラス→サンホセと乗り継ぎ、サンホセで1泊した後、船で30時間(驚)つまりココ島に行くのに3日かかることになります。(帰りはサンホセ→マイアミ→ダラス→成田という道のりですw)

ココ島にダイビングに行くにはクルーズ船に乗るしか方法がなく、今回は、UNDERSEA HUNTER GROUPのSERHUNTERを利用しました。船は大きく過ごしやすかったです。ビールもタダだしwクルーズ船での生活は、食っちゃぁ寝て、潜っては寝ての繰り返し。まさにどこぞのスローガンそのものです。初日は船酔いが酷かったですがだんだん慣れてしまいました。

ダイビングには基本的にEAN32を使います。エンリッチドエアのスペシャリティを持ってない人はココ島に行くまでに講習を受けることも可能です。その他にもレンタル機材は充実しており、全部レンタルっていうことも可能かな。私は全部器材は持って行きましたが。アメリカ線は荷物2つ持っていけるので。ただダブルタンクはないのがちょっと残念でした。普通のタンクは80cfのアルミタンクなのでインディペンデントダブルに出来るやんと思いましたが、もちろんアダプターを持って行っていないので、今回は15リッターのデカタンクを使いましたが。

今回もクルーズ船に乗った途端にトラブルが発覚しまして…ハウジングとハウジングのハンドルを接続させるネジを持ってくるのを忘れたんですよね。焦りまくりですよ。ここまで重いカメラを持ってきて写真を撮れないなんて、それはないでしょ。スタッフに助けを求めると、工具室でネジを探してくれました。いやぁ、マジで助かりましたよ。

それ以外にも、小さなトラブルですが、ウェットスーツが毎回ダイビングが終わった後破けてしまうというトラブルもありましたが…みんなから、「今日はリペアショップは開いているのか?」っておちょくられる始末wスーツボンドが1本なくなりましたからね。原因はわかっており、ハーネスが擦れてしまう部分が薄くなり破れやすくなっていたみたいです。次作るときはその辺をカスタマイズできたらいいなと思っています。というかこのウェットスーツは捨ててきたので早く新しいのを買わないといけませんが。

海は大物が中心。ハンマーヘッドシャークを筆頭にガラパゴスシャークやジンベエザメを見ることができました。ココ島ではクリーニングステーションにくるハンマーヘッドを狙うというスタイルです。そうマンタのようにハンマーヘッドもクリーニングステーションでクリーニングされるんですよ。クリーニングをする魚はBarberfishとKing Angelfishのチョウチョウウオの仲間。初め聞いたときはびっくりしました。全然考えつきませんでしたね。ハンマーヘッドシャークがクリーニングされるなんて。

これがKing Angelfish(幼魚)。大人はもっとイカツイですw(左の魚はBlacktip Cardinalfish。そこら中にいます。)

ただ、メインに使っていたレンズはTOKINAのフィッシュアイレンズなので、なかなか写真を撮るのは難しかったです。ハンマーヘッドシャークは臆病なので、ダイバーの泡やフラッシュにビビって全然近づいてくれないんですよね。透明度もそれほど良くなかったので、7日で1000枚近く写真を撮りましたが、これはって思う写真は数枚だけ(涙)あと数秒待てればっていうシーンが多かったので、ちょっと後悔が残ります。

ハンマーのビデオはほとんど撮っていません(涙)

そうそう、ジンベエザメを初めて見ることができました。むちゃくちゃ感動しましたね。まあ興奮しすぎてフラッシュのスイッチを切り忘れてしまいましたが。もうちょっと冷静に写真を撮れればよかったのにと思いましたが、みんなからは「いやいや、初めて見たとか関係なく、ジンベエザメを見ると興奮してしまうのは普通でしょ」と言われましたね。下の写真のお爺さんにはたいそう喜ばれ、「大きく現像して自分の会社のオフィスに飾るからメールで送ってくれ」って頼まれていますが。っていうかみんな触りすぎですwww

今回はあえてフィッシュアイレンズを使い続けました。やっぱりワイドの写真は難しいですね。瞬間瞬間の勝負なので撮り直しがきかないんですよ。特にフィッシュアイレンズは生物が近くにいなければ面白い写真が撮れないのでより難しかったですね。

ただ、やっぱり60mmマクロレンズを持っていけばよかったなって思っています。エスペランスに行った時と同じで、生態系が違うので見る魚見る魚が珍しかったです。たぶんもっと攻めれば面白い生物に出会いそうなのですが、大物がメインなのでマクロをじっくり狙うのはなかなか難しいかもしれませんね。

まあ、18-70mmのズームレンズを持って行ったの、それでおさえるべき魚はおさえておきました。下の写真はRed-lipped batfishというアカグツの仲間。なかなかファンキーな姿をしています。

これ以外にもいろいろ撮りましたが…上手いこといきませんでしたわw

そうそう、一応イルカにも出会っています。写真は撮っていませんが、ビデオで激写しておきました。

ナイトダイビングでホワイトチップのハンティングを見に行きましたが、奴ら狩り無茶苦茶下手くそですね。どんくさすぎて笑ってしまいましたw

1日だけココ島に上陸する機会がありました。虫とか鳥とかいっぱいいるのかなと思っていましたが、なかなか見ることができなかったのでちょっと肩透かしを食らいましたが。最終目的地の滝ではみんな水遊びをしている中、マスクとスノーケルを持っていった私だけは滝つぼで魚を探していました。もちろんみんなからは「マジで?ありえんでしょ」って笑われましたが。ハゼやエビなどを確認しましたが、コンデジしかハウジングを持って行っていなかったのでうまく取れた写真はしたのハゼだけです。でも不思議ですよね。こんな孤島に川魚がいるなんて。もう少し探せば面白いかもしれませんね。

ココ島は日本や東南アジアと全然生態系が違うので、もう一度来たいなって思っています。撮り逃したシーンも多いですし。もちろん次はマクロレンズを持ってですけどねwまあ、その前にガラパゴスに行くと思いますが。

2 Replies to “憧れの海@ココ島”

  1. Akiyoshi Kubo says:

    Welcome back!
    やっぱり、聞いていた通り、いろいろな意味で凄いところでしたね。
    ギャラリーにアップしたらお知らせください。

  2. kitachan says:

    ただいまです。
    噂以上にすごかったです。
    ただあまりいい写真は撮れなかったです。
    やぱりワイドはセンスですね。
    センスがないですわ(涙)

コメントを残す