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Protoanguilla palau(パラオムカシウナギ)の論文が発表されました

昨年にいろいろなマスコミで報道されたこの魚、見たことあります?殆どの人はないでしょうね。自慢ですが私はあるんですよねw

発見者は坂上治郎氏。ええ、あのイレズミフエダイのぢろーさんです。
ウナギの仲間で、パラオのとある洞窟の中に住んでいます。

みんなが爆笑した読売テレビの「グッと!地球便」でぢろーさんが「魚類学では今世紀最大の発見になると思います」と話していた魚です。

いやぢろーさん・・・21世紀に入ってまだ10年しか経ってないんですがwww

豪語もいいとこでしょwって言いたいところですが、この魚約2億年前(中生代三畳紀後期からジュラ紀前期)から姿を変えずに生きているシーラカンス級の生きた化石です。

論文が発表されるまでブログに載せないでとお願いされていたのですが、Proceedings of the Royal Society B論文が掲載されたので解禁になりました。

論文はこちら
A ‘living fossil’ eel (Anguilliformes: Protoanguillidae, fam nov) from an undersea cave in Palau

各マスコミの記事はコチラ。
New Pacific eel is a ‘living fossil’, scientists say – BBC NEWS
‘LIVING FOSSIL’ RETAINS DINOSAUR-ERA LOOK – Discovery News

なんとWikipedia.orgにもすでに書かれています。仕事早いwww
Protoanguilla – Wikipedia.org

詳細は論文を読んでもらうことことにして、このウナギ、イワシからウナギに進化する過程の特徴を色々持っているとのこと。初めは「目」ができるのと違うかと言われていたほどです。結局新たに「ムカシウナギ科」が創設されるようですが、「科」ができるのはウナギ類では1936年以来。

学名は「Protoanguilla palau」。「Proto」は「原始の」、「angulila」は「ウナギ」という意味で、英名は「Palauanan primitive eel」。和名は日本にいないから「パラオムカシウナギ」でええんとちゃうとペリリューで酒を飲みながら井田先生と適当なことを言ったはりました。いいのかそれで?wwwパラオ語でも名前を付けたらしいのですが忘れてしまいました・・・我々の仲間内では通称X魚と呼んでいましたが。


ただ、こいつとろいんですよ。The Royal Societyが公開しているぢろーさんが撮ったビデオ見てもらったらわかりますが動きはゆっくりしていて、一般のウナギのようなぬめりもないから、余裕で捕獲できますwもちろん捕獲なんてしませんけどね。その上、成魚になるのに数年かかるらしいので、よう2億年も生き残っていたなって思います。天敵がいない環境だからでしょうけど・・・

最近は最強の天敵が現れたけどねwそら、まぁぢろーさんですよ。発見者ぢろーさん、絶滅した原因がぢろーさんの採取・・・って笑えんのできちんと保護してね。

私が初めてこの魚を見たのは2009年の11月。成果を横取りしようとする強欲欧米人がいっぱいいるから、手続きが終わるまでHPに載せないでと言われ続けていたのですが、論文が発表されたのでようやくHPに載せることができました。実際この記事も1年間下書きとして保存したままになっていて、もしかしたらお蔵入り?と心配していたんですよね。もうすぐだからちょっと待ってと言われ1年ですwww

たぶん、これを生きた姿で見たことがあるのは世界で20人もいないのじゃないかな。しかもほとんどがAQUASの関係者www論文の関係者でも実際に現場で見ているのはぢろーさんだけだし。どういうことやねんwww

ぢろーさんと潜っているとこういう魚を見せてもらえるから面白いんだよなw引き出しいっぱいあるからな、この人。実はまだ公開を止められている魚の写真はこれ以外にもまだありますw

あっ、そうそう、この貴重な魚を、「ハブ酒みたいに焼酎につけたら美味しいんですかね?」っと宣ったのはぢろーさんの弟子白石拓巳。無茶苦茶井田先生に怒られていましたわw

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